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KAKASI - 漢字→かな(ローマ字)変換プログラム
新着情報
- 2014/3/18
KAKASI バージョン 2.3.6 を公開しました。
- 分かち書きにおいて行頭文字がASCIIだった場合に余計な空白を出力するバグの修正
- 一部の環境でのビルドエラーに対応
- 2014/1/18
KAKASI バージョン 2.3.5 を公開しました。
- UTF-8の入出力に対応(iconv)
- 長音符号(ー)の扱いをより正しく修正
- do_kakasi() が不正なメモリ領域を返すことがあるバグを修正
- kakasidict に含まれていた誤ったエントリを修正
- ヘボン式ローマ字表に含まれていた誤りを修正
- 従来のローマ字表も指定できるよう -t オプションを新規追加
- 誤った SS2 sequence を与えたとき segfault する問題を修正
- コンパイル時の warning に対応して修正
- 新規にテストスクリプトを追加
- 分かち書き時(あるいは -s オプション指定時)の区切り文字として任意の
ASCII 文字列を指定できるように -S オプションを新規追加
- 学年別ひらがな変換機能として -l および -L オプションを新規追加
(詳しくは doc/README.level 参照)
- ふりがな付与時(-JH -f オプションあるいは -Lx オプション)の括弧記号として任意の
ASCII 文字列を指定できるように -F オプションを新規追加
- 漢字1文字ごとの全ての読みを表示する -y オプションを新規追加
- エンディアンに依存しないバイナリ辞書のサポート
- ローマ字テーブルの修正 (古いテーブルを利用するには -t オプションを指定)
- 2004/6/25
kakasi.namazu.org を復旧させました。詳細は
karin.namazu.org
の侵入に関する報告を御覧ください。
- 2001/9/7
KAKASI バージョン 2.3.4 を公開しました。
- 2001/1/22
KAKASI バージョン 2.3.3 を公開しました。
- 2001/1/4
関連リンクを追加しました。
- 2000/4/27
KAKASI バージョン 2.3.2 を公開しました。
- 1999/11/16
関連リンクを追加しました。
- 1999/10/29
KAKASI バージョン 2.3.1 を公開しました。
KAKASI とは
KAKASI は、
漢字かなまじり文をひらがな文やローマ字文に変換することを目的として
作成したプログラムと辞書の総称です。
"KAKASI" という名称は、"kanji kana simple inverter" の略です。
また、東北大学(現: 京都大学)の佐藤雅彦先生によって開発された
SKK - simple kana kanji converter を逆から読んだものでもあります。
KAKASI の辞書のエントリのほとんどは SKK 辞書起源のものです。
KAKASI はフリーソフトウェアです。
あなたは、Free Software Foundation が公表した
GNU General Public License (GNU 一般公有使用許諾) バージョン 2
あるいはそれ以降の各バージョンの中からいずれかを選択し、
そのバージョンが定める条項に従って本プログラムを
再頒布または変更することができます。
KAKASI は有用とは思いますが、頒布にあたっては、
市場性及び特定目的適合性についての暗黙の保証を含めて、
いかなる保証も行ないません。
詳細については GNU General Public License をお読みください。
KAKASI に関する情報は
http://kakasi.namazu.org/
から得ることができます。
コメントやバグの報告は
bug-kakasi@namazu.org
宛に、日本語か英語でお送り下さい。
注意: このメールアドレスは開発用のメーリングリストになっています。
メーリングリスト
ここにあるメイリングリストは原則として一般に公開され、
検索もできるようになっています。そのことを踏まえた上でご参加下さい。
- kakasi-dev@namazu.org (日本語)
-
KAKASI の開発について議論するメーリングリストです。
mailman インターフェースより購読、退会を行ってください。
ダウンロード
ソース
インストール
UNIX 互換システムにおいてソースコードからコンパイルする場合、
典型的には以下のようにすればインストールできます。
% gzip -dc kakasi-2.3.5.tar.gz | tar xvf -
% cd kakasi-2.3.5
% ./configure
% make
% su
# make install
なお、make には GNU make を用いることをおすすめします。
それ以外の make (BSD make など)ではうまく動作しないことがあります。
既知のバグ情報 (バージョン 2.3.5)
今のところありません。
Anonymous CVS
anonymous cvs 経由で最新のソースコードを誰でも入手できます。
方法は次の通りです。また、CVSのリポジトリをWebから閲覧することもできます。
% cvs -d :pserver:anonymous@cvs.namazu.org:/storage/cvsroot login
CVS password: (単にリターンを入力)
% cvs -d :pserver:anonymous@cvs.namazu.org:/storage/cvsroot co kakasi
CVS版を利用するには autoconf 2.50, automake 1.11, libtool
2.4 (もしくはそれ以上) が必要です。
詳細はHACKING-jaをご覧ください。
KAKASI 関連のソフトウェア
v
- Text::Kakasi
-
KAKASI を Perl から利用するための拡張モジュールです。
- Ruby/KAKASI
-
KAKASI を Ruby から利用するための拡張モジュールです。
- KAKASI 用ライブラリ kakasi.el
-
kakasi.el はわかち書きソフトウェアである KAKASI を Emacs 上で扱う
ためのライブラリです. 利用目的は KAKASI の機能を用いた ELisp を簡
単に作成するためあり, kakasi.el を単体で用いて便利になるという性質
のものではありません. とは言うものの, もちろん単体利用も可能ですし,
ユーザ用コマンドもひととおり用意されています.
- yomi
-
yomi は UNIX 上の日本語テキストファイル読み上げを行うフリーソフトです。
内部でKAKASIを利用しています。
- suzume - 簡易日本語文書読み上げツール
-
suzume は漢字かな混じり文書 (要するに、普通の文書) を声で読み上げるためのツール群です。
内部でKAKASIを利用しています。
-
muDaTTS
-
muDaTTSは日本語テキストの読み上げ(TTS:Text to Speech)を行うフリーソフトです。
内部でKAKASIを利用しています。
- Japana
-
Japana is a small proxy written in Perl. It converts Hiragana,
Katakana and Kanji on the fly into Romaji. The conversion is done
using the kakasi-library for Perl. If setting up kakasi is too
much of a hassle or not possible you can try the old 1.0.x
version. This version does not convert Kanji, but doesn't need
kakasi.
- KAKASI web frontend
-
This frontend converts web pages, between japanese characters
(kanji, hiragana, katakana) and romaji (latin alphabets).
- Nippon: Japanese utility functions and data
- This package provides some Japanese utility functions and data,
which may be useful for Japanese R users.
関連リンク
- 全文検索システム Namazu
- 全文検索システム Namazu の Webサイトです。
- Ruby/KAKASI 拡張モジュール
- 後藤謙太郎さんによる Ruby/KAKASI 拡張モジュールの記事です。TransTECH誌2000年3月号 pp.137-142 に掲載されました。
バージョン 2.3.0 公開の経緯
昨今、KAKASI は本来想定されていた利用法から離れ、
分かち書きパッチを当てて Namazu などの全文検索ソフトウェアの
ために用いられることが多くなっていました。
また、各種OSへの対応も進んでいました。
しかし、これらに対応するパッチが各地に分散しており、
実際の導入に手間がかかるということがありました。
そこで、原作者の高橋裕信氏の了承を得た上で、
GNU General Public License (GPL) の条件の元にこれらのパッチを統合し、
さらに細かい修正を加えたものを
新たに 2.3.0 というバージョンとすることとしました。
また、バージョン 2.3.0 から KAKASI の公式サイトは
namazu.org ドメイン下に置かれることになりました。
Namazu Homepage
本 Webサイトの計算機およびネットワーク資源はOSDN株式会社様に提供していただいています。
旧 Web サイトの計算機およびネットワーク資源はネットビレッジ株式会社様に提供していただいていました。
KAKASI project <kakasi-dev@namazu.org>
Copyright (C) 1999-2001 KAKASI project. All rights reserved.
$Id: index.html.ja,v 1.34 2014-03-18 07:11:01 knok Exp $